印刷の豆知識⑥
こんにちは!新入社員の木村です!
今回のブログでは、「製本📖」について発信していきます!
まず製本とは、印刷物をを1つに綴じて、本や冊子にすることです。製本は、表紙の違いや冊子の綴じ方によって仕上がりのイメージが変わります。
表紙の違いとしては「上製本」と「並製本」の2種類あります。
- 上製本📕
ハードカバーと呼ばれる本で、厚めの表紙で本文をくるむ製本方法です。厚紙を使用するため、表紙が折り曲りにくく、長期保存したい冊子に適しています。例えば、絵本や卒業アルバムなどは上製本です。
- 並製本
ソフトカバーと呼ばれる本で、表紙と本文を同時にくるむ製本方法です。同時にくるみ、端を断裁(紙の端を切る)して仕上げるため、表紙と本文のサイズが同じになります。また、上製本に比べて軽く、持ち運びやすい冊子です。例えば、雑誌や文庫本などは並製本です。また、パンフレットやカタログなども並製本です。
上製本と並製本の大きな違いは、「表紙」です!
上製本の表紙は厚い紙のため、高級感のある冊子になります。並製本は、上製本に比べて軽量でページが開きやすい冊子です。
本日の🌱印刷の豆知識🌱
みなさん、「巻子本(かんすぼん)」という製本方法をご存じですか?
巻子本とは、紙を何枚かつないで軸と表紙をつけた巻物のことです!これは、和製本という日本伝統の製本方法の1つになります。
巻物も製本になるんだ!!😮と発見でした!
次回は「製本📖」の綴じ方について発信していこうと思います!
上製本は丈夫になるけどそれだけ大きなコストがかかります。
それでも上製本を使うお客様は、それだけの価値をその印刷物に求めているってことですよね。
創業者や会社の歴史をまとめた本を上製本で作るという案件に、最近もいくつか携わりましたが、
正にそういった本こそ、お客様が印刷物に価値を求めてご発注いただいたものです。
デジタル化の流れの中で、印刷物の役割はそういうところの価値に注目して、需要を考えてみてくださいね。
めちゃめちゃ豆知識だ…!!!巻子本、私は知らなかったかもしれません…(自分の研修中に習った可能性がありますが忘れていそうです…)
勉強になりました!ありがとうございました。